海外で使えるおすすめeSIM4選を解説!使い方や比較も

Yuyuki Tanno

これから海外旅行や他国に留学する方の中には「eSIMを探している」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。この記事では海外利用におすすめのeSIMをご紹介します。

また併せて、海外でもリアルレートお得な両替手数料で決済ができるWiseのデビットカードについても説明します。

目次🔖
  • 海外で使えるeSIMとは何?SIMカードとの比較も
  • 海外旅行中にeSIMを使うメリットとデメリット
  • 海外でのeSIMの使い方
  • 海外で使えるおすすめのeSIM4選!
  • 海外でお得に外貨決済:Wiseデビットカード
  • まとめ
  • 海外で使えるeSIMとは何?SIMカードとの比較も

    海外で使える「eSIM(Embedded+Embedded Universal Integrated Circuit Card)」とは、通常のSIMカードではない埋め込み型チップに情報を記録させることで、スマートフォン利用が可能となるものです¹。

    通常のSIMカードは抜き挿しが必要ですが、eSIMはその必要がないため、

    • SIMカードの紛失が不安
    • ネットの手続きだけで簡単に使いたい
      こんな方にもおすすめです。

    海外利用はeSIMとSIMカードのどっちがいい?

    SIMカードはスマートフォンなどの端末に挿入して使います。eSIMは情報媒体が内蔵されているため、カードを挿入する必要はありません。したがってSIMカードの保管に注意する必要もないのが特徴です。

    それでは海外で使いたい場合、SIMカードとeSIMどちらが良いのでしょうか。

    結論を言ってしまうと、使いやすい方で特に問題ありません。SIMカードに慣れていて「慣れている方法で使いたい」という方はSIMカードを使っても良いでしょう。

    SIMカードの紛失が心配という方や、ネットで簡単に手続きして使いたいという方はeSIMがおすすめです。しかし使い方に困ってしまい、「あまり活用できなかった」となってしまっては、残念です。

    そのため、eSIMとSIMカードの違いや、eSIMのメリットやデメリットを知り、ご自身に合った方を選ぶことをおすすめします。

    また、海外のSIMカードについてはこちらで解説しているので、ぜひご覧ください。

    海外旅行中にeSIMを使うメリットとデメリット

    メリット²デメリット²
  • SIMカードを挿入する必要がない
  • ネットで手続きできる
  • すぐに使用できる
  • 対応機種が限られている
  • SIMフリーでなければ使えない
  • SIMロックの解除が面倒である
  • メリット

    eSIMの何よりのメリットは、SIMカードの抜き差しが必要ないという点です。SIMカードの抜き差しが不要ということは、SIMカードを抜いた後の管理の手間もありません。紛失しないよう注意する必要もないので、便利ですね。

    加えて、eSIMにはネットで手続きでき、すぐに使用できるというメリットがあります。SIMカードの場合は手続きから使用開始まで数日ほど時間がかかってしまうことがあります。そのため、手続きから最短即日で使えるスピーディさがeSIMの魅力だと言えるでしょう。

    デメリット

    eSIMで注意したいのは、対応機種が限られるという点です。SIMカードは多くのスマートフォン機種が対応していることに対してeSIMは使える機種が限られてしまいます。eSIMを使いたいときは対応している機種か確認した上で購入する必要があるため、やや面倒かもしれません。

    また、eSIMのデメリットに、SIMロックフリーでなければ使えないことがあります。SIMロックフリー状態にするためには、ロック解除などの一手間が必要になります。スマートフォンを普段あまり使わない方や、機器について詳しくない方は、SIMロックの解除で戸惑ってしまうことも少なくありません。

    SIMロックの解除については別記事でも解説していますので、ぜひ参考にしてみて下さい。

    海外で使えるeSIM対応のiPhoneとAndroidの機種³

    iPhoneAndroid
  • iPhone XS, iPhone XS Max, iPhone XR
  • iPhone 11, iPhone 11 Pro Max, iPhone 11 Pro
  • iPhone SE(第2世代)
  • iPhone 12 mini, iPhone 12, iPhone 12 Pro Max, iPhone 12 pro
  • iPhone 13 mini, iPhone 13, iPhone 13 Pro Max, iPhone 13 pro
  • iPhone SE(第3世代)
  • iPhone 14 Plus, iPhone 14, iPhone 14 Pro Max, iPhone 14 pro
  • iPhone 15 Plus, iPhone 15, iPhone 15 Pro Max, iPhone 15 pro
  • Google Pixel
  • Oppo Xiaomi
  • SAMSUNG
  • SHARP
  • Sonyなど
  • *Androidのそれぞれの会社の対応機種は、ご自身で調べてみて下さい。

    また、eSIMを実際に購入する前に、ご自身の端末が対応されているかを確認することが大切です。

    海外でのeSIMの使い方

    海外でeSIMを使う場合はまず日本で設定し、次に海外に到着した後に設定を行うという流れです。

    iPhoneの場合⁴

    [日本で出発前にすること]

    1. eSIMの事業者に申し込む
    2. QRコードを取得する
    3. iPhoneでORコードを読み込む
    4. eSIMの設定を行う
    5. 通信プランにeSIMが追加されたら完了

    eSIMの通信回線はデフォルト名になっています。必要であれば分かりやすい名前に変更しておきましょう。

    海外到着後は次の流れでeSIMを設定してください。

    [海外到着後にすること]

    1. モバイル通信を選択して回線を有効(オン)にする
    2. モバイルデータ通信に回線を設定する

    設定方法が分からない場合は機器の販売元や代理店などに確認しておくことをおすすめします。

    Androidの場合⁵

    [日本で出発前にすること]

    1. eSIMの事業者に申し込む
    2. QRコードを取得する
    3. ORコードを読み込む
    4. ダウンロードを行う

    eSIMの通信回線はiPhoneと同じくデフォルト名になっています。必要であれば任意の分かりやすい名前に変更しておいてください。

    海外到着後は次の流れでeSIMを設定してください。

    [海外到着後にすること]

    1. eSIMの回線を有効(オン)にする
    2. モバイルデータとローミングを有効(オン)にする
    3. アクセスポイント名から新規APNを作成
    4. 新規APSを選択する

    機種などにより設定の際の文言などが違っていることがあります。海外到着時の設定やeSIMのことで分からないことがあれば、eSIMの事業者や機種の販売元・代理店などに確認しておくことがポイントです。

    海外で使えるおすすめのeSIM4選!

    海外旅行留学の際に使えるおすすめeSIMを4つご紹介します。

    海外旅行で使えるeSIMの比較表

    Holafly⁶⁻⁷Ubigi⁸⁻⁹Airalo¹⁰soracomobile¹¹⁻¹²
    価格2,400円~290円~約USD4.50~USD5.89~
    データ容量無制限500MB~1GB~1GB~
    対応国・地域160カ国以上200以上の国と地域200以上の国と地域58カ国
    購入方法ネットで手続き可能ネットで手続き可能ネットで手続き可能ネットで手続き可能
    電話番号の有無ヨーロッパ向けeSIMのみ。モバイルデータ通信と通話利用可能
    サポートの有無有(365日24時間チャットやメールサポート)有(メールや問い合わせフォームで対応)有(365日24時間対応のサポート)有(平日10時~18時の間に問い合わせフォームで対応)

    Holafly

    【注目ポイント!】

    • 多くの国でデータ無制限である
    • 高速インターネット環境

    Holaflyは海外160カ国で使い分けができるデータ無制限のeSIMです。旅先でも、ギガ数を気にせずさくさくスマートフォンを利用したい時にぴったりです。
    また、現地での最良のネットワークに接続してくれるのため、スピード性重視の方にも良いかもしれません。

    以下で、主要国の一部プランと値段を確認してみて下さい。

    国名(エリア名)ギガ数・日数値段
    アメリカ無制限(5日間)2,400円
    ヨーロッパ無制限+音声通話(5日間)2,400円
    イギリス無制限(5日間)2,400円
    タイ無制限(5日間)2,400円
    台湾無制限(5日間)2,400円
    韓国無制限(5日間)2,400円

    Ubigi

    【注目ポイント!】

    • 200以上の国と地域に対応している
    • 幅広いプラン内容

    200以上の国と地域に対応しており、1日から使えるプランなどもあり、様々な目的に使えるeSIMとなっています。アメリカなどの国によっては、最長で12ヶ月まで使えるプランもあるため、短期から長期滞在まで柔軟に使うことができます。

    こちらで主要国の一部プランと値段を確認してみて下さい。

    国名(エリア名)ギガ数・日数値段
    アメリカ
  • 500MB(1日間)
  • 3GB(30日間)
  • 24GB・2GB/月(12ヶ月)
  • 410円
  • 1,200円
  • 6,800円
  • ヨーロッパ
  • 500MB(1日間)
  • 3GB(30日間)
  • 24GB・2GB/月(12ヶ月)
  • 290円
  • 1,500円
  • 8,200円
  • イギリス
  • 3GB(30日間)
  • 10GB(30日間)
  • 24GB・2GB/月(12ヶ月)
  • 900円
  • 1,700円
  • 5,900円
  • アジア(台湾、韓国、中国などで使用可能)
  • 500MB(1日間)
  • 1GB(30日間)
  • 5GB(30日間)
  • 500円
  • 1,700円
  • 4,100円
  • 韓国
  • 1GB(30日間)
  • 3GB(30日間)
  • 10GB(30日間)
  • 800円
  • 1,300円
  • 3,800円
  • Airalo

    【注目ポイント!】

    • 200を超える国に対応している
    • 7日以上のしようにおすすめ

    サポート体制がしっかりしているeSIMと言えるでしょう。そのため、海外でのeSIMが不安な方でも安心して利用ができるかもしれません。
    AiraloのeSIMは主に7日間以上のプランとなっているため、1週間以上現地に行く方に特におすすめかもしれません。

    国名(エリア名)ギガ数・日数値段
    アメリカ
  • 1GB(7日間)
  • 3GB(30日間)
  • 20GB(30日間)
  • USD 4.5
  • USD 11
  • USD 42
  • ヨーロッパ(39カ国)
  • 1GB(7日間)
  • 3GB(30日間)
  • 20GB(30日間)
  • USD 5
  • USD 13
  • USD 37
  • イギリス
  • 1GB(7日間)
  • 3GB(30日間)
  • 20GB(30日間)
  • USD 5
  • USD 10
  • USD 36
  • 台湾
  • 1GB(7日間)
  • 3GB(30日間)
  • 10GB(30日間)
  • USD 7
  • USD 14
  • USD 31.5
  • 韓国
  • 無制限(10日間)
  • 無制限(30日間)
  • li>USD 32
  • USD 62
  • ソラコム

    【注目ポイント!】

    • インストールが簡単なeSIM
    • 30日間までの長期利用におすすめ

    ソラコムは、アプリ内でeSIMの購入からアクティベートまで完了します。海外で使えるeSIMの中でも簡単にはじめられるタイプを探している方におすすめです。
    また全てのプランが30日間までなので、長期での利用を考えている場合に良いかもしれません。

    国名(エリア名)ギガ数・日数値段
    アメリカ
  • 1GB(30日間)
  • 3GB(30日間)
  • 10GB(30日間)
  • USD 5.89
  • USD 16.49
  • USD 52.99
  • ヨーロッパ(30カ国)
  • 1GB(30日間)
  • 3GB(30日間)
  • 10GB(30日間)
  • USD 5.89
  • USD 14.99
  • USD 42.99
  • アジアパシフィック(5カ国)
  • 1GB(30日間)
  • 3GB(30日間)
  • 10GB(30日間)
  • USD 6.99
  • USD 19.99
  • USD 54.99
  • 台湾
  • 1GB(30日間)
  • 3GB(30日間)
  • 10GB(30日間)
  • USD 5.89
  • USD 16.49
  • USD 52.99
  • 韓国
  • 1GB(30日間)
  • 3GB(30日間)
  • 10GB(30日間)
  • USD 9.49
  • USD 27.49
  • USD 87.99
  • 海外でお得に外貨決済:Wiseデビットカード

    海外旅行に行った時など、通常の日本発行のクレジットカードデビットカードで外貨決済をすると、1.5〜3.0%程度の海外事務手数料などの手数料がかかってしまいます。これらは一見少ないように見えますが、毎回の決済ごとに上乗せされていくため、総合的に見るとかなりの額になってしまう可能性があります。

    そこでよりお得に外貨決済をした人には、実際の為替レート格安の両替手数料で使えるWiseデビットカードがおすすめかもしれません。

    例えば、Wiseデビットカードでの日本円から米ドルへの両替は0.62%(617円)の手数料のみで行われます。(2023年10月30日現在)
    為替レートも、為替手数料が上乗せされていない実際の為替レートなので、安心して利用ができます。

    渡航前に詳しい手数料などについて、シュミレーターでチェックしてみてくださいね。

    Wiseカードを注文する!💳

    また、海外のATMから現地通貨を引き出す際も、Wiseデビットカードであれば月に2回まで・3万円未満までの引き出しは、ATM手数料無料です。

    さらにWiseデビットカードは、発行のときに1度限りの手数料が1,200円かかりますが、年会費や維持費などは一切かからず、Google PayやApple Payでも利用可能です。

    より詳しいWiseデビットカードの使い方やメリットは、こちらの記事から確認をしてみて下さい。

    まとめ

    海外旅行留学の際は便利なeSIMがおすすめです。使いやすさや対応している国の多さ、サポート状況などでおすすめのeSIMをご紹介しましたので、ぜひニーズに合ったおすすめeSIMを選んでみて下さい。

    海外旅行や留学の際にはWiseデビットカードもおすすめです。

    Wiseデビットカードは実際の為替レート格安の両替手数料で決済できるカードになります。海外旅行や留学の際に利便性の高いカードになっていますので、eSIMとあわせてぜひ有効活用してください。

    Wiseデビットカードをチェック🎈

    ソース


    1. UQ mobile: eSIMとSIMカードを比較!それぞれの特徴や違いを解説します
    2. Y!mobile: eSIMとは?SIMカードとの違いやメリット・注意点を分かりやすく解説
    3. au: 動作確認端末一覧
    4. Stork: SET UP GUIDE FOR iOS
    5. Stork: SET UP GUIDE FOR ANDROID
    6. Holafly: 世界中どこでもインターネットに接続
    7. Holafly: 海外旅行先を見つけよう
    8. Ubigi: eSIMで旅行用&普段使い用のデータプランをすぐにゲットしよう。
    9. Ubigi: Ubigi eSIMデータプランの価格と対応エリア
    10. Airalo: 旅先がどこであれ、手頃な料金でインターネット接続を維持
    11. soracomobile: eSIMデータ通信へのすべてが 1つのアプリで完結
    12. soracomobile: eSIM料金

    *最新の手数料に関する情報は、お住まいの地域の利用規約およびサービスの利用条件をご確認いただくか、Wiseの手数料ページをご覧ください。これは一般的な情報提供を目的としたものであり、Wise Payments Limitedまたはその子会社、関連会社による法律、税務、その他の専門的なアドバイスを意味するものではありません。また、ファイナンシャルアドバイザーやその他の専門家によるアドバイスの代わりになるものではありません。



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    Yuyuki Tanno
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