HSBCで口座を開設するには?

Yumiko Kijima

この記事ではHSBCの口座を開設する方法を詳しく見ていきます。HSBCの口座を持つメリットや、必要な書類、気を付けたい手数料などをまとめているので、HSBCの口座開設を検討している人は必見です。


実際の為替レートで日本から香港へ海外送金

例: 日本の円口座から香港の香港ドル口座に10万円送金する場合(手数料:送金人負担)¹

手数料 為替レート 受取額
新生銀行 新生銀行 2,000円 独自に定める為替レート 6,682.00 HKD
楽天銀行 楽天銀行 1,750円 独自に定める為替レート 6,699.35 HKD
Wise Wise 949円(送金額により送金手数料は異なる) 実際の為替レート 6,950.83 HKD

(2020年2月19日16:36(GMT+2)時点)

HSBCの口座を開設したら、日本から海外の口座に資金を移動させることがあるかもしれません。

実際の為替レートを使用するWiseでは銀行の最大14倍安く海外送金ができます。Wiseの送金手数料は送金額によって異なるので、海外送金シミュレーションから送金額・通貨を選択して、送金手数料を確かめてみてください。

送金コストをチェック🔍

HSBCで口座開設するには

香港のHSBCは、香港在住者はもちろん、香港に住所を持たない人でも口座を開設することができます。しかし、口座開設には本人が直接香港の支店に出向く必要があります。

実際に口座を開設する手続きを見ていきましょう。

  • 支店訪問の予約を入れる(しなくてもOK)
    来店の予約はオンラインフォーム、または電話で行うことができます²。

  • 必要書類を持って来店
    必要書類を持って銀行窓口を訪れましょう³。必要書類は、香港居住者か香港非居住者かによって異なります。
    【香港居住者:必要書類】香港のIDカード・パスポート・住所を証明できる書類(公共料金の請求書など)
    【香港非居住者:必要書類】パスポート・現在の住所を証明できる書類(日本の運転免許証など住所の記載があるもの)
    なお、住所を証明する書類は、英語または中国語に訳されている必要があります。

  • 担当者による手続き
    香港に口座を開設する理由や口座の利用目的、口座の資金源などを質問される場合があります³。

  • 口座開設が完了
    問題がなければ、その場で口座開設が完了します。

日本からHSBCの口座を開設できる?

HSBCの日本支店では口座開設は取り扱っていないようです⁴。また、日本支店では海外支店での口座開設支援サービスや、海外に口座を持つ人のサポートサービスも行っていないので気を付けましょう⁴。海外個人口座について質問がある場合は、該当する地域のHSBC海外支店に直接問い合わせる必要があります。

HSBCの口座を持つメリット

複数の通貨を管理できる

HSBCでは10種類の通貨を1つの口座に管理できる外貨預金口座を提供しています。世界中のATMやHSBC支店で、外貨を利用することができます⁵。

海外送金が安い

HSBCからの海外送金は65HKD(約930円)(オンラインバンキングの場合)と格安に設定されています⁶。

しかし、気をつけたいのはその為替レート。HSBCも、海外送金の際には独自の為替手数料を上乗せした為替レートを使用しています(高額な送金の場合、有利な為替レートで両替できるようになっている)⁷。つまり、送金手数料以外にもレートに含まれたコストがあるということに気をつけましょう。

Wiseのように海外送金に特化したサービスを使えば、実際の為替レート(ミッドマーケットレート)で海外送金が可能です。海外送金の際は、送金手数料だけではなく為替レートにも目を向けてコストの比較をするといいでしょう。

まとめ

  • HSBCでは、非居住者であっても口座開設可能。
  • ただし手続きのためには、本人が直接香港のHSBC支店を訪問する必要あり。
  • HSBCの口座を持つメリット=複数の通貨を管理できる預金口座、海外送金の手数料が安いなど。しかし、HSBCも為替手数料を上乗せしたレートを使っている。

海外送金時には、Wiseのような実際の為替レートを使用するサービスも検討してみてもいいですね。


ソース 1. [海外送金にかかる手数料を比較 | 為替レートを比較](https://wise.com/jp/compare/?sourceCurrency=JPY&targetCurrency=HKD&sendAmount=100000) (2020年2月19日16:36(GMT+2)時点) 2. [HSBC Savings Accounts](https://www.hsbc.com.hk/accounts/products/savings/) 「How to Apply」を参照 3. [HSBC : Points to note for account application](https://www.hsbc.com.hk/content/dam/hsbc/hk/docs/accounts/applyaccount-note-en.pdf) 4. [日本におけるHSBC - HSBCと日本のHSBCグループ会社について](https://www.about.hsbc.co.jp/ja-jp/hsbc-in-japan) 5. [HSBC Foreign Currency Savings Account](https://www.hsbc.com.hk/accounts/products/savings/foreign-currency/) 6. [Bank tariff guide for HSBC Retail Banking and Wealth Management Customers](https://www.hsbc.com.hk/content/dam/hsbc/hk/docs/ways-to-bank/bank-tariff/20191001-guide.pdf) p. 18 「Outward payments」を参照 7. [HSBC : International transactions](https://www.expat.hsbc.com/foreign-exchange/international-transactions/)

*最新の手数料に関する情報は、お住まいの地域の利用規約およびサービスの利用条件をご確認いただくか、Wiseの手数料ページをご覧ください。これは一般的な情報提供を目的としたものであり、Wise Payments Limitedまたはその子会社、関連会社による法律、税務、その他の専門的なアドバイスを意味するものではありません。また、ファイナンシャルアドバイザーやその他の専門家によるアドバイスの代わりになるものではありません。



当社は明示的または黙示的にかかわらず、この内容が正確、完全または最新であることを表明または保証しません。

国境のない金融

詳しくはこちら
パーソナルファイナンス

日本撤退後の旧シティバンクの口座はどうなった?SMBC信託銀行プレスティアについても

シティバンクは現在日本から撤退しており、そのリテール事業は2015年から、SMBC信託銀行の「PRESTIA(プレスティア)」に引き継がれています。この記事では、旧シティバンクの口座はどうなったのかなどを解説します。

Yuyuki Tanno
2023年9月8日 この記事は6分で読めます

役立つ情報、ニュース、お知らせ