中国から日本への送金を、ゆうちょ銀行で受け取れる?注意点なども

Yuyuki Tanno

中国から日本へ送金する場合、ゆうちょ銀行の口座で受け取ることが可能です。但し、いくつかの条件があります。この記事ではゆうちょ銀行中国からの送金を受け取りたいと考えている人に向けて、受け取り時の必要書類や注意点などを解説します。

また、迅速な海外送金時間と透明性の高い手数料、1回限りの書類提出で中国から海外送金ができるWiseについても紹介していますので、送金受け取り手段を検討する際にぜひ参考にしてくださいね。

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目次🔖
  • 中国から日本への送金をゆうちょ銀行で受け取れる?
  • ゆうちょ銀行で、中国から日本への送金を受け取る際の注意点
  • 迅速に、給料を中国から日本へ海外送金するなら:Wise
  • まとめ
  • 中国から日本への送金をゆうちょ銀行で受け取れる?

    まず、中国から日本への送金をゆうちょ銀行で受け取ることは可能です。その際、以下のような条件があります¹。

    • 法人口座ではなく個人口座で受け取る
    • 外貨の場合、米ドル建てもしくはユーロ建てなら送金可能(日本円で受け取り)
    • 送金目的や送金人との関係がわかる資料を提出する必要がある場合もある
    • 書類などを確認した結果、受け取りができない可能性もある

    特に注意したいのは、人民元を送金しても、そのまま受け取ることはできないということです。送金側が現地で米ドルなどに両替しておく必要があります。その点を送金する側に伝えておくと、スムーズに送金できるでしょう。

    ゆうちょ銀行で中国からの送金を受け取るために、送金人に伝える情報

    ゆうちょ銀行で中国からの送金を受け取るためには、以下のような情報を送金側に伝えます¹。

    • 仲介銀行名:米ドル建てなら「Deutsche Bank Trust Company Americas NY」、ユーロ建てなら「Deutsche Bank AG Frankfurt」:
    • 仲介銀行コード:米ドル建てなら「BKTRUS33」、ユーロなら「DEUTDEFF」
    • 受取人取引銀行名:Japan Post Bank
    • 受取人取引支店名:Head Office
    • 受取人取引支店住所:3-1, Otemachi 2-chome, Chiyoda-ku, Tokyo 100-8793, Japan
    • 受取人取引銀行コード:JPPSJPJJIRS
    • 受取人取引銀行識別コード:米ドル建ては「427593」、ユーロ建ては不要
    • 受取人の口座番号
    • 受取人の口座名義
    • 受取人の住所
    • 受取人の電話番号

    これらは送り手の銀行によって変わることもあるので、事前に送金人に必要情報について確認をしましょう。

    ゆうちょ銀行で、中国から日本への送金を受け取る際の注意点

    書類の用意も必要

    送金受け取りの手続きには、送金目的や送金人との関係性を示す資料も必要です。例えば中国で働く夫の給与を日本の妻に送金したい場合、雇用に関する契約書や戸籍謄本などの資料を用意すると良いでしょう。

    また、取引を開始する際に「お取引目的等の確認のお願い」という書面に記入し、提出する可能性があります²。

    ゆうちょ銀行の仲介手数料

    ゆうちょ銀行では、米ドルやユーロで送金された金額を、入金日の換算レートに基づいて両替し、日本円で入金します。よって、両替時の為替手数料がかかります。

    また、仲介手数料として、米ドル建てだと10米ドル(100ドル以上の送金)、ユーロ建てだと5ユーロ(100ユーロ以上の送金)の手数料が差し引かれます¹。

    送金受け取りまでの時間

    ゆうちょ銀行で送金を受け取るまでに、約1〜2週間がかかると予測されます。というのも、ゆうちょ銀行から送金する際に、関係銀行(中経銀行)への送金で4〜7営業日(ゆうちょダイレクトだと2〜4営業日)がかかり、さらに着金まで少し時間がかかるからです。

    対してWiseを使って給料を中国から日本へ海外送金した場合、より早いスピードで着金が完了するかもしれません。

    迅速に、給料を中国から日本へ海外送金するなら:Wise

    中国から日本への送金を考えている場合には、着金までのスピードを重視している人もいるでしょう。

    そこでおすすめなのが、迅速な海外送金時間と、透明性の高い手数料、1回限りの書類提出で中国から海外送金ができるWiseです。

    通常の多くの銀行は、SWIFTシステムを利用しているため、送金に時間がかかることが多々あります。

    対してWiseは、国内送金を利用した独自のシステムを採用しているため、送金時間を抑えることができるのです。

    Wiseを使って中国から日本へ給料を海外送金する利点

    1. 迅速で便利:国内送金を利用した独自のシステムを使っているため、より早く海外送金が完了します。また、アプリやウェブサイトから全てオンラインで送金をすることができ、本人確認も初回のみとなっています。
    2. 高い透明性:Wiseでは常にこのように、海外送金手数料とレートを確認することができるため、安心して利用することができます。
    3. 17言語でのサポート:日本語を含む多言語で、サービスを受けることができます。

    このように、Wiseを使って海外送金をするメリットはたくさんあります。

    詳しいWiseの使い方は、こちらから確認をしてみて下さい。

    Wiseを使って中国から日本へ海外送金する際の条件と必要書類

    しかし、中国からWiseを使って海外送金をするためには、以下の項目を満たす必要があります。

    • 中国本土の国民でないこと(香港・台湾・マカオ国籍の場合は、使うことができます)
    • 現在中国本土で働いている人。又は、以前中国で働いていた人。
    • 2019年1月以降に、中国本土で得た給料に対して税金を払った人

    さらに、Wiseで中国から海外スキンをするにあたり、以下の書類の提出も必須です。

    • パスポート
    • 滞在許可証、就業許可証またはビザ
    • 雇用契約書又は給料明細書
    • 個人の所得税証明書

    これらの書類は最初の送金の時にのみ提出が義務付けられています。

    2回目以降に送金する際には、書類を提出しなくても良い点は嬉しいですね。

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    まとめ

    ゆうちょ銀行で中国からの送金を受け取る場合、人民元ではなく米ドルやユーロで送金してもらったり、送金人との関係性を占める書類を提出したりする必要があります。必要事項を窓口でよく確認し、なるべくスムーズに受け取るとよいでしょう。また、海外送金や外貨両替に強みのあるWiseでは、条件を満たせば中国からの送金を日本で受け取ることができます。透明性の高いレートで送金するためにも、ぜひ利用を検討してみてください。


    ソース

    1:ゆうちょ銀行「お金を受け取るには(外国から日本への送金)」

    2:ゆうちょ銀行「取引時確認等に関するお願い」

    3:ゆうちょ銀行「国際送金が受取人に届くまでの日数は何日程度ですか。」


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